五ろの図書委員 2017-09-09 17:45:51 |
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(耳元で聞く相手の声は、初めて耳にする声で。撫でる度に起こる微かな震えと、耳に小さく吐かれる苦しそうな高い声、それらを感じる度、相手が見せたことのない姿をもっと知りたい欲求に駆られて。少しだけ爪を立ててみるか、そう思った時手を取られ請う言葉が耳に届き。ピタリと手の動きを止めて。伝えられた申し訳ない、と言う言葉が引っかかり。そんな風に思わなくて良いのに、とふと思うともしや彼は、自分が相手の口から漏れる声を嫌がってると思っているのではないか、と考えて。もしそんな思いを彼が持っているのなら、それを取り去ってやりたいと感じて。暫く間を置かせると「雷蔵の声可愛いし、お前の善がり声を聞いても私は嫌には思わないよ。寧ろすごく心が昂ぶる。…まあ、これから先たくさん聞けるだろうし、どんな声か楽しみしておくよ。」と音吐を優しくして話し。結構なことを口走るが、今の自分では自覚することが出来なくて。本当の事を言うと知らない相手の声をもっと聞きたい所だが、雷蔵が物寂しく、口から漏れる声を恥ずかしいと思っているのなら、その思いに従いたくて。「ほら、咥えて良いぞ。あ、痛かったら指噛んで知らせてくれて良いから。」と言いつつ差し出すように相手の唇を指で押して。「じゃあ…行くぞ。」と一言告げると身を乗り出し、撫でていた手を相手の肩へ移動させ。唇を相手の項に付けて。口を開かせ、舌で一度項を濡らして。その後唇で項の皮膚に軽く吸い付いては離れ、それを何度か繰り返し。歯を優しく立たせ、甘噛みすれば唇で小さく挟み込んで行き。咥え込んだ場所を、紅く染める程強く吸って。微かに音が立つと唇を離し、最後に吸った場所をゆっくりと舐めて。顔を離し、項に印した紅い痕を目にすると目を細め口が自然と緩んで。相手と顔を見合わせるよう移動すれば、「ふふっ、これで一緒、だな。」と無邪気に笑いながら、目を瞑って雷蔵の鼻に口付けし。もう一度頬を擦り寄せながら、瞳を開け相手からの返答を待ち。)
(/いえいえ、大丈夫ですよ。寧ろ待った分、送って下さった返信を目にした時、今まで以上にすごく嬉しかったです! そうだったんですね、いえいえその様な事情であれば仕方ありませんし、気にしないで下さい! そして、わざわざありがとう御座います! 主様も今はインフルエンザが流行し始める季節ですし、体調にはお気を付け下さいませ。蹴り可です! )
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