五ろの図書委員 2017-09-09 17:45:51 |
通報 |
(学園の前に着くと、繋いだ手に温かい温度が流れ込んで来て。相手の方へ目を遣ると、頬に当てられた己の手と柔和な笑みが見えて。相手の優しさが心に伝わると、一度覚えた寂しさがふっ、と溶けて。自分も顔を綻ばせると、ゆっくりと指を解いて。自室に到着すると、真っ赤な顔をして腕を広げた体勢の相手から、どうぞという声と共に誘われて。恥ずかしくなっていると目に見えて分かるその様子を可愛いと思うと一緒に、思わず笑いが込み上げ来てしまい。ふふっと小さく笑って。「そこまで緊張しなくてもだだ。力抜いて良いぞ。」そう言っている自分の方も、心臓が強く脈打ってしまっていて。近付いて行くと、相手の体へ腕を通して。抱き寄せれば、耳に自分の口元を近くさせて「…可愛いよ、雷蔵。」と囁いて。相手もその場に座り込むように、抱きついたまま崩れ落ちるように座って。片方の手を背中へ回したまま、もう片方の手で相手の左手を取り。「痛かったり、嫌だったら言えよ? 」と相手を見て伝えれば、左手に唇を寄せ。手の甲や掌、関節部分や指の間などに何度か口付けを残して行って。幾度か接吻し終えると、次に薬指の方へ目を遣って。いざ薬指に痕を付けるとなると、気恥ずかしさが起こってしまい。少しの間時間が経つと、心に決めて薬指に唇を当て痕を付け始めて。濃く痕を付けるため、何度か指を口に含んではその度に強く吸って。何回か吸い終えて指から唇を離すと、相手の薬指に紅く色付く痕を目にして。それを見ていると心から湧き上がる強い喜びを感じて、笑みが零れて。付いたばかりの痕を指で撫りながら「お前の言う通りだ。これは何度だって付けたくなってしまうな。痕が薄くならなくても、紅く染めたくなってしまう…消えかかったらすぐ付けさせてくれないか? 」と微かに口を緩ませ付けた痕をじっと見詰めながらそう問うて。)
(/テストお疲れ様でした! いえいえ、お忙しい時期でしたし遅くなっても大丈夫ですよ! そして、お気遣いありがとう御座います。良い成果が出せるよう頑張ります! また、寒さがますます厳しくなって来ているのでお体には十分にお気をつけ下さい。蹴り可です! )
トピック検索 |