悲しき鬼 2017-09-03 18:02:37 |
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どうして、…幸せになることすら、──…
(はらはらと透き通った涙の雫が零れ落ち、小さく囁くように零れた言葉。鬼の力が身体を支配し始め、相手にもかけた夢の術が少しずつ制御が効かなくなっていく。赤と青の混ざった瞳、相手が目を覚ましたことには気づかずに蹲ったまま碧のいる部屋だけが暗く闇に包まれ始める。碧が作り出しているのは悪夢、鬼に支配されかけている今これまでは現れることのなかった本来の力が動き始めていて。真っ白な肌はわずかに青ざめ顔を覆ったまま、少しずつ黒い靄が部屋からあふれ出して行き)
また少し遅くなってしまったね、ごめん。
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