(花の小径の入り口へと向かい鬼の術を使って結界を強めると一息吐いて空を見上げて。見上げた空から降りしきる雨に再び着物が濡れてしまったと苦笑しつつ、相手はもう湯を出ただろうかとゆっくりと縁側の方へと歩き始め。足を止めたのは、花の小径に咲く花が地面に落ちていたからで。不穏なものを感じ、花を手で包み込み元の木へと咲かせて。そうしているうちに少し時間が経ってしまい足早に屋敷へと戻り)