悲しき鬼 2017-09-03 18:02:37 |
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誰かにとって嫌なものでも、他の誰かにとっては救いになるかもしれない。
(曇天の空からしとしとと降り注ぐ雨を見上げながらポツリと呟いた後になんちゃって、と笑って。彼を真似るように自分も外へと手を伸ばせばぱらぱらと自分の手を湿らす雨に「冷たい」と楽しそうにくすくすと笑って。いつもの晴天の方が好きだけれど、今日みたいな雨の日でも彼と一緒ならばいつもよりも雨が好きになれるな、なんて思いながら鈴は自分の腕を濡らす雨を暫く楽しそうに眺めていて。)
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