悲しき鬼 2017-09-03 18:02:37 |
通報 |
わ、ぁ……!!!
(彼に手を引かれて連れて来られたのは、大きく視界の開けた場所。眼下に広がる花畑はまるでお話の中の世界に出てくるような美しい光景に鈴は小さな子供のように瞳を大きく開いて輝かせて。茜色に染まる花たちは緩やかな風に吹かれて自身の美しさや香りであたりを魅了し、まるで美しい踊り子たちが踊っているかのようなその風景は鈴の視界から外れることはなくずっと映し出されていて。「すごく綺麗…夢を見てるみたい、」そんな言葉を零しながら彼の方を振り返ってにこりと微笑む姿は、茜色の夕日に照らされてどこか儚げだが美しく)
トピック検索 |