わッ、 (ぼんやりと茜色を見つめていた時、突然後ろから伸びてきた腕に抱きしめられ鈴は驚きの声をあげた後にその後何をしてくるわけでもない彼に何?とくすくすも楽しそうに笑って。彼の涼やかな声が耳元で聞こえればぴくりと体を揺らした後に「どこへ、?」と不思議そうに問いかけて。言葉こそいつも通りなものの、彼女のいつもは白い小粒な耳は夕焼けのせいかじわりと赤みを帯びていて。)