…君が、それを望むなら。 (相手と共に過ごすには様々な壁があるだろう、相手を苦しめてしまう事も当然ある。しかしそれでも、相手が幸せだと言ってくれるのなら、それを信じれば良い。重なる困難も幾らでも乗り越えられるはずだ。その口から紡がれたのは優しい言葉、椿色をした瞳が柔らかな色を灯し透けるように白い肌は月明かりに照らされて。そっと相手に顔を寄せるとその額に口付けを落とし)