……楓? (花の道からこちらへと歩いてきた人物は鈴が思い描いていた肝試しに来た子どもなんかではなく、自分が幼い頃からよく知っている青年で。自分の名前を呼んだ声に答えるように青年の名を呼んでは「どうして此処に、」と彼に届くか分からないような小さな声でポツリと言葉を落としては心に小さな不安の芽が出たような感覚に少女らしい小さな手をぎゅ、っと握って。) (/了解ですっ!)