……ん、 (ぱちり、と目が覚めるともう空は白みがかり鈴はゆったりと身を起こして。心に何の変化もなく夜を明かしたせいか何処と無く体が軽く、ゆっくりと体を起こせば彼を探そうと襖を開けて。空の白さに思わず目を細めつつも、彼の羽織りをきゅっと握りしめて昨夜鎖の音がした方向へと歩き出して。もう朝だから大丈夫だろうと鈴の音も彼女が動くにつれてリン、リン、と美しく鳴り。)