……! (どこか遠くから聞こえた鈍い金属音にビクリと肩を弾ませては思わずそちらの音のした方向に目を向けて。そろそろと音を立てないように起き上がり、そっと月明かりに照らされた襖を開ければ目線のみを覗かせて辺りを見回し鬼が居ないことを確認すれば外に出て。何の音、と声には出さずに考えるものの答えが出てくることはなく、またそろりそろりと部屋に戻って。)