…また君を、泣かせた。──痛くない? (小さく息を吐いた後にそう呟くと少し悲しそうに相手を見つめて。そっと相手の胸元に指先を触れさせると伺うようにそう尋ねて。心を喰らわれ過ぎて心がボロボロになった人間は、常に心の痛みを感じるようになってしまう。相手の心が枯渇してしまう前になんとかしなければならない。青い瞳が揺らぎ、再び思い悩むように小さく息を吐いて)