悲しき鬼 2017-09-03 18:02:37 |
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……ん、…あれ?
(ぱちり、と目を開くとそこは昨夜自分が居た書斎ではなく、とある部屋の布団の中で。きっと碧が運んでくれたのだろう、と理解はしたもののその本人の姿が見えず寝ぼけ眼のまま鈴はあたりをキョロキョロと見渡して。段々と頭が冴えてくるのに比例して、彼がいないことへの不安が増していき「碧、……?」と今にも泣きそうな声で彼の名前を呼び。布団からそろそろと起き上がってはそっと自分がいた部屋の襖を開けては不安そうに眉を下げたまま彼の姿を探して。)
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