(相手を部屋に送り届け「おやすみ、」と声を掛けると自室へと戻り。また本など開いてみるもやがて再び痛みが身体を貫く感覚に日が沈んだのだとはっきりと感じ。今日こそは意識を保たねばならない、また相手を絶望の底に突き落とさないように。そう何度も繰り返し自分に言い聞かせるも夜が更けるに連れて痛みも酷くなるばかり、必死に相手の名前を、笑顔を脳裏に浮かべて耐え続けるも月が高くなった頃再び瞳に赤が揺らめき始め)