…さあ、そろそろ部屋にお戻り。 じきに日が暮れる、 (重ねられた相手の手を握り返しながら「ありがとう、」と応えるとまた陽射しが夕暮れのものになって来たことを感じてそう告げて。夜は嫌いだ、それでも相手の数々の優しい言葉や笑顔のおかげで昨日の同じ時間帯のような刺すような鋭さはなくなり。木の枝に腰掛けた相手に手を差し伸べると何処に相手を隠しておけば良いだろうかと一瞬考えを巡らせて。)