悲しき鬼 2017-09-03 18:02:37 |
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…嗚呼、きっと鈴の言う通りだ。
鈴に悲しい想いをさせないように…私が、鈴の笑顔を守らないと。
(相手を見上げたまま少し微笑むと白銀の髪がふわりと風に掬われ、纏めていた髪紐がするりと解けるとそれを指先に絡めて。明るく笑う相手と優しい色合いの花、自分が見上げている光景がまるで幸せな夢のようで少し目を細めるとそう頷きつつ答えて。花にとも相手にともなく伸ばした白い指先は相手の膝へと乗せられ、相手の存在を確かめるかのようにそこに置いたままで)
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