(自室に戻り、部屋から見える荒んだ庭を眺めていて。この景色も今日で見納めかと思うも不思議と寂しい気持ちはないようで。いい思い出のない場所だから当たり前と言えばそうなる。本来ならば刀の手入れなどもしたいところだが生憎そのような道具はこの本丸にないために壁に寄りかかってぼんやりと過ごしており)