ははっ、俺とてやられてばかりじゃ気が済まないんでね。 ( 口付けを返すと見る見る間にその名に負けないように顔が赤くなっていくのを見ては思わず笑いを零して。先程から彼に調子が狂わされてばかりでもあった為、やられてばかりではないのだとそう言いながら「なぁ…国永、こっちを顔を見せてくれないか」と敢えて下の名で呼んでみてはフードを被り見えない顔をのぞき込むようにして )