町外れにあるは、臆病店主の喫茶店。3L、随時募集

>ゆっき- （　本屋敷 雪之丞様　）

いいのよ。それより、服とか汚れなかった ?　… 原稿はとりあえず大丈夫みたいだけど。
（　そう言えば相手は執筆作業 … つまり、仕事中だったはずで。商売道具にまで被害が及んでいれば大惨事だとﾃｰﾌﾞﾙの上に目を移すと、何ら変わりなく原稿用紙がそこに置いてあり内心ほっと胸を撫で下ろし。「　分かった。… 保冷剤も持ってくるからゆっき- は座ってて、掃除はあたし達従業員の仕事だから。　」自分のようなしがない一従業員にも敬語で物腰穏やかに接してくれる彼のことだ、責任を感じて「　自分が掃除をする　」なんて言いかねない。いくら友好的な仲に発展しても相手は "　お客様　" なのだからそこまでさせる訳にはいかない、と片手で制して。　）

((　／　はい、ではでは本体はこの辺りで失礼しますね !　))



>み- さん、（　遊佐 湊様　）

分かった上でこう言ってるとしたら ?　＿ なぁんてね。あたしそんな器用じゃないし。
（　相手の反応を待つこともせず、否定の意を表すためにひらひらと軽い動作で片手を振りつつ口の端に笑みを零して。飄々としていて掴みどころの無い印象が強い相手から珍しくいじけたような素振りを見せられれば、内心で "　＿ 可愛い。　" なんて思い。しかし今は彼の機嫌を直す方が先決だと、頬の緩みを必死で抑え。　）
… っふふ、ごめんごめん。口説かれたことなんてそう無いから良い反応ができなかっただけなの。… 言ってて虚しくなるけど。＿ ね、だからそんな拗ねないで ?　これ、ちゃんと大事にするから。



>ひなっち、（　日永 友里恵様　）

… あ、今すんごい脱力してたの見られちゃった ?
（　気の抜けた自分に優しい言葉をかけてくれたのは常連の彼女で。"　やだ恥ずかし- 。　" なんて両手を頬に添えながら付け足しものの、そんなことは微塵も思っていないと分かる冗談めいた口調で述べ。「　さっきまですごく忙しかったのよね- … ふふ、でもそう言ってくれて元気出たわ。ひなっちの癒やしﾊﾟﾜｰは偉大ね。　」なんて茶化しながら拝むように両手合わせつつ片目閉じてみせ。　）



>ちぃちゃん、（　戌亥 千尋様　）

… あ、ところでそれってもしかして商品化とかするの ?　ちぃちゃんの考えたﾒﾆｭｰがここに並んだりしたら凄いわよね。もしそうなったら全力で推すわあたし。
（　相手の夢を応援するという意味合いも込めて ぐ、と拳握ってみせ。溌剌とした活発な返事に「　はいはい。　」なんて肩竦めてくすくすと笑いながら二つ返事を返して。ｷｯﾁﾝへと向かいその場を後にした相手を "　行ってらっしゃ- い。　" と見送れば、豆を選ぶところから始め、ﾐﾙを取り出し … とｺｰﾋｰの準備を進めて。　）