町外れにあるは、臆病店主の喫茶店。3L、随時募集

>>直

流石。直にはお土産買って来る甲斐あるよ。
(喫茶店を経営するだけあって舌が肥えているのか、よく吟味してくれた事が伝わって来る言葉に頬を緩ませて。その時ふと口元にチョコレートを差し出されると、不意を突かれたように一度目を瞬かせて。直ぐに破顔し表情を綻ばせるように微笑んでは「じゃあお言葉に甘えて。」あ、と口を開き)


>>鞠

…お、暇そうだねぇ。よーし、俺が良い物見せてあげよう。
(起き抜けに店に足を運んだのか、小さな寝癖と漏らした欠伸に惜し気ない眠気を纏いながら扉を開き。その時丁度目に入ったのは、如何にも暇を持て余した風にカウンターに頬杖をつく相手の姿。口元を綻ばせて歩み寄ると、相手の正面の席に座ってから何やら張り切って懐に手を入れ。取り出した一枚のトランプの柄はスペードのA、それを裏返してまた表に返すとハートのAに変わり、更にカードの上に指を滑らせ摘まむような仕草をすれば真ん中に大きく描かれたハートが消えた代わりに親指と人差し指の間には大きなハートが挟まれており。「はい、あげる。」へらりと笑ってそれを差し出し)

(/初めまして、早速絡ませて頂きました!!(自称)常連の一人という事で顔見知りとして話しかけさせて頂きましたが、もしご不快であれば新たに絡ませて頂きますのでご遠慮無く仰ってくださいませ…!!何卒よろしくお願い致します!)


>>初

初、ね。可愛い名前。ぴったりだ。
(耳慣れない響きを復唱し微笑むと素直な心境を口にしてから「俺は遊佐湊。よろしく。」相手の言葉に応じて名乗るだけの簡単な自己紹介を終え。向けられる視線に気付かないまま此方は赤くなる耳に目が行くと「ごめん、つい邪魔しちゃうな。」肩を揺らしながら静かに笑うと、些か申し訳なさそうに眉を下げて呟き)


>>雪之丞

あ、ゆっきーゆっきー。大惨事じゃん、久し振りだねー。
(久方振りに顔を出した喫茶店には、今正に災難に見舞われている最中の相手の姿があり。機嫌良く歩み寄り“本名だと長いから”という単純な理由で勝手に命名したニックネームで相手を呼ぶと、床に飛び散ったコーヒーはそっちのけで正面の席に座り話しかけ。和やかで普段と変わらぬ雰囲気の中に異質さを放ってそこにあるコーヒーよりも相手自身に関心を向けている事を嫌味なまでに如実に表しながら、状況にそぐわぬあまりにも呑気な声を上げ。しかし呼び鈴に伸ばされた相手の手が赤みを帯びている事に気付き、その上明らかにコーヒーが直撃した痕を認めると一先ず手近にあった布巾で相手の手を拭い。「これ、放っておいたら水脹れになるよ。保冷剤もらってくる。」一方的に声を掛けて一方的話を進め、ろくに相手の言葉も聞かないまま早々に立ち上がると店員の一人に保冷剤を要求し)

(/初めまして、早速絡ませて頂きました!!ほんのりデカダンな雰囲気を纏った小説家さんに内心の興奮が納まりません…!!同い年という事もあり、顔見知り且つ馴れ馴れしく声を掛けてしまいましたが、もしご不快であれば訂正致しますのでご遠慮無く仰ってくださいませ!!)


>>陸

んー、呼ぶって言うか持ち歩きたい。もう少し小さくなれよー。
(頬を捏ねる自らの両掌の中で浮かんだ笑顔と無邪気な言葉にある意味ときめきのようなものを感じながら、漸く満足したのか手を離し大人しくカウンターに腰掛けて。胸を張った相手の言葉にはおどけて半ば本気の無茶を返してから「腹減ったー。なんか甘い物食べたい。」カウンターの上に突っ伏し手の甲の上に顎をのせた体勢でぼやき。「大阪だけじゃん。そっか、そんな大阪好きなら今度はそれっぽいモン買って来てやるよ。」日本一周を所望しながら相手の口から出る場所は一つで、その矛盾に肩を揺らして笑いながら紙袋からまた一回り小さな袋を取り出し相手の方へ差し出して)


>>カイ

お世辞じゃないんだけどなー。俺そんなん言える程器用じゃないよ。(肩を竦めながらもくすっと控えめな笑みを漏らし)ん、よろしく。(手を緩く握り)


>>千尋

ちーひろ。何やってんの?
(以前の来店から数日が経ち、再び気の向くままに店に足を運んで。扉を開いた時カウンターに先客の姿を認めたが、どうやらその後ろ姿は見知った従業員の物のようで隣の席に腰を下ろしながら声を掛け。カウンターに肘をつき相手の方へ乗り出して見てみれば、ノートには熱心に書き込まれたケーキの原案と思われる絵が描いてあり。相手との距離がある程度縮まってしまった故の悪癖か、小さく吹き出すと「意外と絵下手なんだ。」思ったままを遠慮するでも無く口に出してしまい、それでも悪気は然程無いようでまじまじとノートを覗き込んでおり)

(/初めまして!素敵な娘様に絡ませて頂かない手は御座いません、早速絡ませて頂きました!!勝手ながら顔見知り設定にしてしまった上、早速失礼な奴で申し訳御座いません…息子なりの愛情表現と思って頂ければありがたいです…。もしもご不快な点があれば訂正致しますので、ご遠慮無く仰ってくださいませ!)