>火垂 >皐月 (巨大な船体が着岸する。強大な力を持つ鬼神の本体はそこにあるだけで何をせずともむせ返るほどの濃密な瘴気が立ち込めるような錯覚を覚えさせる。 ふむ、なんとも手薄な歓迎だな。 (船体から飛び降りる人影が一つ、港に降り立つと、その凄まじい重量により頑強な鉄筋コンクリートの埠頭に大きな亀裂が入るがそれには全く基にした様子も見せずに