【燭台切】 >雅 主…。僕は君を好きになったら、ダメだったのかな。 ( 片手を前に出し伸ばして手を掴もうとしたが、相手の様子を見ては止めるのをやめ、そのまま手を降ろしては自室に入ってしまった主を呆然と見ており。深い溜め息をつくと、その場から動こうとせず縁側に腰を掛けては、雲一つない空と満開に咲いた桜を眺め、これからどんな顔をして会えば良いのかと考え始め。 )