燭台切光忠 2017-03-18 23:04:23 |
通報 |
分かった
(今日の朝御飯は彼が作ってくれるそうでゆっくりしていいと言われ素直に言葉に甘えば頷いて、椅子に座るとただぼーっと待つよりもテレビの電源を付け朝食が完成する間だけ見ていて)
お待たせ、じゃあ食べよっか
(しばらくして朝食を作ればそれを飲み物などと一緒に机へと運んで並べていき。自身も椅子に座れば手を合わせ食事の挨拶をして食べ始め)
ん、美味いな。
(彼の声で食卓に並べられた朝食を見ては同じくいただきます、と手を合わせ食前の挨拶をして食べていき。相変わらず彼の飯は絶品だと思えばそのまま口にして頬を綻ばせ)
ふふ、良かった
(食事を進めていると、徐ろに自身の作った食事が美味いと褒められては嬉しそうに微笑んで。それからまた食事を進め、少ししては食事を終え食べ終わった皿を重ねキッチンへ運んで)
(空腹だった腹も満たされ満足そうな顔を見せて、徐に席を立つと再び洗面所で歯を磨けば今は寝間着のままなので一度部屋に行き。少ししては着替え終えた姿でリビングへ戻ってきて)
(自身も彼と同じように用事を済ませると部屋に戻り制服へと着替え。彼も用意が終わっていたようで、準備が終われば玄関へと向かい家を出て。昨日のこともあるので大倶利伽羅は来るのだろうかと気にしつつ学校へと向かい)
五条、おはよう。…今日は来ていないんだな
(学校に登校すれば教室に着いて中へと入ると視線を動かし、五条の姿を見つけるがその横にいるはずの大倶利伽羅の姿はどこにもなく。昨日の事を考えると無理もないかと思いつつ挨拶をして)
五条)よっ、おはよう。ああ…今日は来る気分じゃなかったみたいでな
(今日は昨日のことを気にしていたのか、大倶利伽羅から学校についてこないという旨を聞いていたので今までのように1人で学校へと来ていて。しばらくするといつもの2人が教室へとやって来て挨拶を交わすと苦笑を浮かべつつそう言って)
そっか、まぁ学生じゃないし無理にくる必要も無いもんね。ゆっくりしたいのかも
(五条と挨拶を交わした後に隣の席に座りつつ彼らの話を聞いていて。やはり今日は来なかった大倶利伽羅の話になれば無理もないとそう言って)
ああ、今は一人にさせた方が賢明だ
(五条の話を聞く限り昨日の反応を見るに、まだ気持ちの整理がついていないはずでそれなら仕方無いなと思いながら彼の言葉に頷けば続くようにそう答えて)
五条)ああ、家から出ないから困ることもないさ。
(まだ再会して間もないというのに、隣にいないだけでも物寂しいと感じてしまうがそれは口に出すことはせずにいて)
(しばらく話をしていたものの、教師が来るといつものように学生生活が始まって。休み時間にはまた話をする、そんなことをしながら生活しているとすぐに学校は終わって。いつものごとく3人教室に残って放課後を過ごしていて)
五条、少し聞きたい事がある。
(自身達以外誰もいない教室で少し談笑を交えながら放課後を過ごしていたものの、昨日彼の言った話を持ち出すのかじっと五条の方を見据えつつ上記を切り出せば「単刀直入に聞くがお前は大倶利伽羅の事が好きなのか?」と直球に聞いてみて)
五条)ああ、その通りさ。俺は伽羅坊の事を好きだ、それこそ君と同じでずっと昔からな
(3人でいつものように談笑をしていると徐ろに長谷部がこちらを見据え包み隠すことなく問うてくると、こちらも隠す必要も無いためにその言葉を肯定するかのように頷いて上記を述べ。それから続けるように「…、でも俺はこの想いが叶わなくていいとさえ思ってる。伽羅坊が好きなのは俺じゃない、光坊だ。それが叶わなくても…あいつが幸せならそれでいいんだ」と思ってもいない事を告げながら微笑んで)
…五条くん
(隣にいた彼が徐ろに五条の恋事情について話し始めてはその会話を聞いていて。どうやら自身たちの憶測は合っていた、だがその想いを大倶利伽羅に伝えるようなことはしないという言葉を聞いては眉を下げ、こういう時どんな言葉をかければいいのか分からずにいて)
…本気でそう思っているのか?
(こちらの問いに肯定したかと思えば、それはまるで昔から密かに想い続ける気持ちを伝えようともせずに今の関係のままで居るつもりなのか、その発言に眉を寄せ。上記の言葉に続くように「確かに彼奴は光忠の事が好きだが、お前は何もしないで諦めるのか?本当に好きなら想いだけでも伝えるべきだ。それに付喪神の俺らと違って、人間は長く生きる事が出来ないのは分かっているだろ。あとで後悔しても遅いんだぞ」と真剣な態度で自身なりに背中を押そうと告げ)
五条)分かってるさ!そんなの、嫌でも分かってる。君にあの時同じような事を言ったんだ、分からないわけが無い。
(長谷部の言葉に思わず声を荒らげてしまい、ハッとしては申し訳無いような表情浮かべそう言って。長谷部がまだ長船と恋仲になる前に自身は彼に同じようなことを言ったがまさかこうして返されるとは思っておらず。しかしそれでも留まってしまうのはやはりいつかは置いていってしまうという事らしく「俺はあと何度伽羅坊を置いていけばいいんだ?伊達にいた時だってそうだ、あいつのあんな顔を見るのはもう嫌なんだ」と続け)
たしかに僕らはいつか付喪神の彼らを置いていってしまう。でも、それまでの間だけでも一緒に居たいと思う気持ちは別に間違えてないんだよ?
(五条がここまで感情を露わにするのは珍しく、驚いていたもののそれだけ大倶利伽羅のことを大切にしているのだろう、傷付けたくないから想いを伝えられずにいる。それは以前の自身と同じように感じては黙っていることなどできずにそう言って)
光忠の言う通りだ。お前が彼奴を大切に思う気持ちは分かるが、この先も想いを伝えずにいるのか?
(突然語気を強めて言い返す姿にやや驚いたものの伊達家と関わりがあった訳ではないためその事は知らずで、付喪神と人間ゆえにいつかは離れ離れになる時が訪れる。置いていかれる事は怖いがそれでも好きな彼と一緒に居たい気持ちの方が強く、恋仲になる前は自身も五条と同じ考えでいたがあの時の言葉があったからこそ告白する勇気が出て。口には出さないがこれでも感謝しているため、後悔しない選択をして欲しいので彼の後に上記を発して)
五条)…、
( 想いを伝えられずにいる自身を見かね、2人がなにか出来ないだろうかと思いながら背中を押してくれているのは分かっていて。本当は伝えたい、ひとりで抱え続けるのはもう嫌で。しかしその最後の1歩が怖くて踏み出せずにいては彼らの言葉を聞いて目を伏せ)
ねぇ、一度ダメでもいいから伽羅ちゃんに言おうよ。このままだと苦しいだけだろ?
(以前の自身も怖くて何も言い出せなかった、彼から想いを伝えられてもすぐには返すことが出来なかった。でも今では晴れて恋仲になれ、幸せな日々を過ごしている。もしこれが叶うのなら、きっと彼らも幸せになれるだろう、だとしてもまずはその1歩を踏み出さなければとそう言って)
お前が行動を起こさない限りはいつまでもこの状況は変わらんぞ。俺達も傍で見守っている、彼奴に今の想いを言えば少しは楽になるはずだ
(今の自身に出来る事と言えば背中を押すくらいしか無いが、目の前で中々最後の一歩を踏み出す勇気が出ない様子の五条を見ていてはそちらへと近付き。肩にぽんっと手を置き応援しているため、後押しするように言葉を掛け)
五条)…そうだな、こうなったら当たって砕けろだ!
すまない、最後まで迷惑をかけるが見守っててくれ
(こちらへと歩み寄ってきた長谷部に何だと問い掛けるよりも前にポンと肩に手を添えられるとそれだけでも背中を押されたような気がして。ウジウジと悩むのはもうやめた、やはり行動で示してやろうと思えば立ち上がり二人へと礼を述べると「伽羅坊も来ていたらすぐに言えるのになぁ…まぁ仕方ない。家までついてきてくれるか?」と問い掛け)
(彼が五条の肩に手を添えるとまるで力でも分け与えられたかのように見る見る間に笑顔になっていき。それから間髪も入れず立ち上がれば想いをぶつけると決心したようで、最後まで見届けると頷いては「もちろん、僕らがいるから大丈夫だよ」と笑み浮かべ)
ああ、ここまで言ったしな。光忠と共に最後まで見届けるつもりだ
(自身の行動が五条の背中を押したのかやっと決心がついたようで、いつもの調子に戻った上に先程と打って変わり笑顔も見せたその様子に、少しでも助言が出来ただろうかと思えば一度頷いて表情を和らげつつ上記告げ。その後の問いに「勿論だ。その代わり案内を頼むぞ」と快く了承して)
五条)よっ、帰ったぜ。お客さんも一緒だ、驚いたか?
(学校を出て自身の家へと向かい、談笑しつつ歩いてはしばらくすると家へと帰り着き。家で留守番していた彼は大人しくしていたようで玄関からリビングへと入りそう言って)
お邪魔しまーす
(学校を出てしばらく歩くと五条の家にたどり着き。後を追うようにリビングに向かえばソファーでは見慣れた彼が座っていて)
トピック検索 |