──そう、だね…。時間も遅いし、俺が無理言って押し掛けたようなものだし。(夢のな時間も限られており、帰宅を勧める相手の声に表情を曇らせ、寂しそうな笑みを浮かべ。確かに遅いし、少しだけだからと無理を言って押し掛けた故にこれ以上我儘は言えなくて、ゆっくりと腕の力を緩め。明日また会えるというのに切なさが込み上げ、相手の腕を掴むと視線を上げ見つめて) …じゃあ、帰る前にキス…させて。