ヌシ 2017-02-02 13:03:56 |
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>>秦
──っ、はは。秦には敵わないな、俺のやる気スイッチを上手いこと押された気がした。
( 他の誰でもない兄にだからこそ、認められたような気がして嬉しくなって。嫌で堪らなかった会長としての仕事さえも相手の一言さえあれば乗り切れるような、ふつふつと湧き上がる気持ちが自分でも可笑しく思え、思わず小さく吹き出せば相手の掌で転がされているような感覚を率直に述べて。己と同じようでいて異なる、色香漂う相手の顔に吸い込まれそうになりながら、髪を撫でられる心地良さにうっとり瞳閉じてはただ髪に触れ合ってるだけなのに上昇する熱を抑えることが出来ず「──秦、こっち……見て。」ふと目を開けると、伏せられた藍色の瞳求めて目線上げるように口にし。 )
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