主 2017-01-16 01:20:26 |
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>那智
私のために?喜ばすのが上手いんだから。ますます食べてしまうのは勿体ないけど、頂きます……うん、しっとりしたチョコの味も、サクサクとしたパイの食感もとってもマッチしててすごく美味しいわ。
柚子蜜、なんて言うのもあるね。初めて知ったわ。今度飲んでみようかしら。ふふ、飲み物にお風呂に、ずいぶんとハマってるのね。でも、だから今日は君からいつもよりもっと良い香りが漂ってくるのね
(小さな菓子に詰まった、相手の苦労や努力。それも自分の為と言われてしまえば、嬉しさと同時にそんな頑張り屋な所にもまた心惹かれ。マグカップから手を離し、人差し指と親指でそっと優しく摘み、パイ口に運ぶ。甘いチョコの匂いと味が口内に広がり、ゆるゆると表情を和らげ大事に味わい。柚子について語る様は微笑ましく思いつつ相手に顔を寄せ、すんすん、と匂いを嗅いでみては納得したように微笑み)
(打ち明けた胸の内。直接顔を見ないで口に出来たからか、自分でも思いの外真っ直ぐな言葉が出てしまった。優しい彼の事だ、拒絶はされないだろうが、どんな反応が返ってくるのか。密着していた距離が離れてしまえば不安に瞳を揺らすが、かち合った瞳に宿る、火傷してしまいそうな程の熱にまた目が離せなくなる。胸がざわめき、鼓動は高まり、全身の意識が彼だけに注目してしまう。やがて紡がれた言葉の意味を理解しては、瞳を大きく見開き)っ……嬉しい。私、幸せでどうにかなってしまいそう(聞きなれた自分の名前も、彼に掛かればたちまち甘い響きへと姿を変え、多幸福感に全身が包まれる。再び抱き締められ、服越しに感じる互いの体温。そして今一度、触れ合う唇。)も──っ、んっ……(相手の言葉に勿論、と答えようとした声は再度贈られた口づけによって拐われ、飲み込まれしまった。波に身を委ねるように瞳を閉じ、何度も落とされる祝福を受けたならば、背中に回していた両手を相手の首へと絡め。もっと、それじゃ足りないと自分からも相手の熱を、愛をより深く求め溺れるように送り返し、甘い吐息を漏らし)……っ、こ、これ以上は駄目。那智くん。私の身がもたないわっ……!(熱病に浮かされたが如く、何度も夢中で交わし合った後。漸く唇同士が離れればとろん、と潤ませた瞳を床に向け。酸欠気味な乱れた呼吸を整えるのは後回しとし、相手の胸元に顔を埋め抱き締める力を強めては、今日はここまでと。今度は自分が懇願する形で白旗を上げ)
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