主 2017-01-16 01:20:26 |
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>陽夏
だって、好きになってくれると思わなかったから。ずっと私の片想いだとばかり…( きっと叶わない恋なのだろうと割り切っていた、だからこそ伝えることもしなかった。幸せが胸を満たし、溢れる涙を指先でそっと拭えば、甘えるように背中に腕を回して )今日の陽夏、ちょっとおかしいね…私もだけど、凄いドキドキしてる。( こうして触れていると温度が、鼓動が伝わってくるようで。彼も同じでいてくれた、それはもう言葉がなくても伝わる程。なんだかそれが変な感じがしてくすくすと笑えば、緊張が少し解けて表情を緩めて。ああ、周りに人がたくさん。見られていることはざわめきから容易に感じとれ、それでも今は彼から離れる気など起きるはずもなく。真っ直ぐ視線合わせては再度感謝を )有り難う、陽夏。絶対、だからね。
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