匿名さん 2016-12-28 21:29:47 |
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あー、飲み過ぎたな…
(目を開けたら一番に天井が視界に入りベッドに寝転がっている事は分かるが、天井が回っているようなグルグル回転する感覚に襲われ。寝返り打ってトイレが見え「おーい、大丈夫かー?」間延びした喋り方で弟の調子を尋ね)
あぁー…なんとか…
(便器の縁に伏せ、吐くか吐かないかの瀬戸際をウロウロとしながらトイレの外から聞こえる弱々しい声に少しだけ空いてる隙間から手を振り)
吐きそうなら油っこい食いもんでも買ってきてやろうか?
(普段ならサラリと言ってのける嫌がらせ発言も言ってるじぶんにまでダメージがあり、ヘッドから洗面所まで這って行く勢いで何とか辿り着き冷水をバシャバシャ顔に掛けて)
その言葉自分で言って後悔してるんじゃないか?
(もし買ってきたとしても食べる気はせず、おそらく冗談だとは思うがまさか自分も酔ってるのにあんな発言するとは思ってもみず、思わず笑いが込み上げ)
まさにしてる
(酔ってないなんて負け惜しみを言う余裕すらない有り様、タオルでわしわし顔を拭き冷蔵庫から取り出した冷たいミネラルウォーターを喉に流し込み)
だよな
(ホントは笑ってやりたかったが笑う気力なんてものはなく、吐き気が治まり重たい身体を持ち上げ空いた洗面台に行き兄と同じように顔を洗いベッドルームへ戻り)
二度寝は認めん、起きろ
(言葉とは裏腹に寝不足と飲み過ぎで気持ち悪い体をベッドの上で横に倒し、虫が腹這いでジタバタするみたいに手足を動かし直ぐに力尽きじっとして)
兄貴こそ…人のこと言えない癖に
(フラフラとベッドに仰向けで倒れ込み、これから例の場所に行かないといけないのにこの体調じゃ行っても頭が回らず「今日はやめとく?」聞いても否定の言葉が返ってくるんじゃないかと)
んな事はない。直ぐに起きる
(寝返り打ったりうつ伏せになったり兎に角ダラダラしたがガバッと起き上がり「駄目だ、早く行くぞ」シャキッとした声を意識して鞄に塩や散弾銃を詰め込み)
…わかった
(思った通りの返事が返ってきたがこの調子でまともに調査が出来る訳がないと思っているが、こうなった兄は止めよとしても無駄で。渋々身体を起こし準備に取り掛かり)
二日酔いなんて水飲んどきゃいける
(EMFを片手に珍しくだらしない弟に向かって水のペットボトルを放り投げ、まだ酒の残った状態でサイドテーブルに膝を打ち付け涙目になりながら車のキーを指に引っ掻け回して弟の支度を待ち)
それはそうだけど
(投げられたボトルを落としそうになりながらなんとかキャッチ、水を半分まで飲み干して残りの準備をし終えまだアルコールが残る頭を振って「準備できたよ」鞄を持ち上げ準備万端と)
よし、なら行くぞ…っと、インパラちゃんは昨日の店だったな
(いざ張り切って出発のタイミングで昨夜酔っぱらって車をバーに残した事を思い出し、モーテルを出たら調度良い酔い醒ましに店までの散歩コースを歩き出し)
なんだ、もう忘れてたのか?
(いつもの調子で部屋を出て駐車場を目の前にして車がない事を忘れていたと言うことは言わず、あたかも自分は覚えていたと誤魔化し後を追うように歩き始め)
まさか、愛しのインパラちゃんを忘れるはすがないだろ
(二日酔いの思い足取りでダラダラ進んでいたが車が目に入った途端に走り出し「一人で寂しかったろ?ごめんな」ボンネットを撫で一晩ぶりの恋人に乗り込み早速エンジンを掛けたら適当な音楽を流し)
さてと、最初はどこいく?昨日の場所?それとも噂を聞いた女の子ところ?
(後を追って車に乗り込み、昨日は作戦会議も行わないまま一日が終わり。噂のあった場所に行くにしても何も見つからず、店員の女の子に聞こうも店にはその姿はなく家の住所もわからず少し悩み)
まずもっかい見に行く。昨日は二人とも酔ってたからな
(飲み過ぎて仕事にならなかった事を反省、肩を竦めて笑って誤魔化し。昼間じゃ店も閉店しているであろうから昨夜物音を聞いた辺りを調べるべく森を目指して車を回し)
だな、昨日の音も気になるし。
(移動中の車内でパソコンを開きこの街周辺の噂を調べ、何か事件が起こってないかネットサーフィンを始め。それらしき事件が起きてるページを見つければメモに書き起こし)
何か出てきたか?
(兄のみ酔うことは多々あれど昨日はレアたったと改めて振り返り一人で笑ってしまい。咳払いで仕事モードに切り替え赤信号で止まった隙に画面を覗き、女性が自殺と書かれたメモを手に取り)
その人は別の場所、あの場所で殺された人は誰もいないよ
(隣で何を笑ってるんだろうと横目で眺めただけで何も問わず、もう1度別のサイトを漁ってると昨日行った場所の近くで起こった事件があり)
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