匿名さん 2016-12-28 21:29:47 |
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明るくなってから確認してやる
(弟へ歯を剥き出して威嚇した後で最大限の愛情を込めてミラーを撫で、一晩離れる寂しさを胸に酔っ払いが二人並んで同じく肩に腕を回しふらら歩きだし)
ハイハイ、好きなようにどーぞ
(怒る表情がおかしかったのかまたケラケラと笑い始め。今は何を言われようとも嫌な気がせず、足取り軽くモーテルまでの道を歩き)
なぁサミー、この道の噂知ってるか?
(モーテル迄の道のりは真っ直ぐは続く整備された道だが脇に広がる森がいわく付き「出やすいんだってよ」幽霊を表現するだらりと垂らした両手を振り右に左に揺れて歩き)
…行ってみるか?あの先に何があるか?
(森の小道の先はあかりが吸い込まれそうな暗さ、幽霊が出てきてもおかしくなはい雰囲気を漂わせ。酔いの勢いに任せ行ってみるのも悪くないと)
塩の弾丸と銃はないが銀のナイフなら持ってる
(同意の意味を兼ねて持ち物を漁り万全とは言えないが道具がある事を告げ、早速歩道から降り不気味な程に静まり返った森へと一歩踏み出し)
ナイフか、まぁ何とかなるだろ
(もし幽霊にばったりあったらその場しのぎでどうにかなるだろうと軽い気持ちで道をそれ、懐中電灯も無くただひたすら暗闇を歩き続け))
ないよりマシってレベルかもだけど
(酔っ払った状態で生い茂る木の隙間から僅かに差し込む月明かりが頼りでは何度も木にぶつかり、額を擦りながら辺りを携帯で照らし)
そんで、この奥になにがあるんだ?
(木の根っこや枝にぶつかりながら、頼りない明かりを使い森の奥に肝試しに行くのはいいがどうして行くのか今更の質問をぶつけ)
さっきの店で聞いた話では昔ここで首吊った女性の霊が出るとか
(弟が会計するのを待っていた間の会話によれば森の奥にある一際太い木の付近での目撃情報が多いらしく、斜めに行ったり来たりの千鳥足で噂の木を目指し)
在り来りだな
(奥深くの森で首を吊る話は定番、しばらく歩いていると目が徐々に慣れていき似たような木が生えてる道を進み続けているとそれらしき木が目の前に現れ)
それでも噂のせいで客が減ったって言うんだから真面目に対処しないとな
(周囲に比べなくとも太い事が分かる木の前に立ち尽くし、風に揺れる枝とにらめっこしても特に変化はなく様子見も直ぐに飽き間延びした欠伸して)
それは困ったね
(なにか痕跡はないかと幹の周りを周り調べたがこちらも至って特になく。幽霊が出るなんて嘘だったんじゃないかと思い兄のいる近くまで戻ろうとした時、背後からがさりと草をかき分ける音が聞こえ)
だろ?あの可愛い子の為にも早く解決しないと
(まとまなライトもなしに酔った身体に森は厳しく何度もぶつかりながら木を観察し、暗くて良くは見えなかったが弟の様子が変わったような「どうした?」携帯の画面を彼の方へ向け足元を照らし)
…なるほど、そういう事か。
(幽霊の噂を聞いたのが帰り際見かけた若い女性店員だったのに気がつき笑う事しかできず、手探り状態で音のした方の茂みへ向かい辺りを見回すも何も確認出来ず「いや、気のせい…」確かになにかいたような気がしたと首をひねり)
何かいたってのか?
(弟の視線を追い茂みに視線を走らせたが何も見付からず「情報を集めて出直すか?」噂の大木に寄り掛かり、いつ幽霊が飛び出しても不思議でない夜の森が放つ独特の雰囲気に首を傾げ)
おそらく、たぶん野良犬だったんじゃない。
(遠くの方からか聞こえる犬の鳴き声にあの犬がいたんじゃないかと「それより、今日はもう寝よう…」疲れとアルコールが全身を駆け巡り、情報収集しようにも頭が回らないと大きくあくびをこぼし)
そうだな、今日はもうやめだ
(単なる犬の遠吠えでも暗い森で聞いたらホラー要素があるのだと驚き、肩を叩いて弟の提案に同意し転ばないよう慎重に元来た道を戻り)
(森を抜けモーテル迄の道沿いに戻り、眠気に負けそうになりながらもモーテルへ到着。そのままフラフラとベッドに吸い込まれるように倒れ込み「おやすみ…」弱々しい声を発しながら死ぬように眠りにつき)
ん、おやすみ
(瞬きする間に寝てしまった弟の寝息を聞けば然程眠くないと思っていたはずなのに眠気に襲われ、横になって直ぐに夢の世界へ飛び立ち気付けば朝になってたくらい熟睡し)
(ガンガンと殴られるような痛みと吐き気に目が覚め、まだとなりで寝てる兄を起こさなようにトイレへといき。眠さと頭痛と吐き気にうなされる)
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