>>摩央さん …これ (しっかりと握り返してくれた手に安心して空いていた手で軽く口元を隠す。何だか少しだけ恥ずかしかった。席に座って見せられたメニューに目を通すと一番スタンダードなそれを指さして上記を告げて、摩央が姫と呼ぶせいで驚いたような顔をした店員からは目を逸らして)