>>摩央さん え、あ… (辿りついた玄関、離された手。それから意地悪に続けられた言葉に困惑した声を出すも唇を噛んでおずおずと靴に手を伸ばした。どうしよう、簡単なものなら履けるかな、そう考えてミュールに触れる。足をそっと滑り込ませて何回か履き慣らすとゆっくりと歩いてみた、少し不安定だけれど、ほんの少し大人っぽくて、綺麗に見えるかな)