匿名さん 2015-12-09 00:13:03 |
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…眠れない…。
(仕事が終わり寺院で変わりのない時間を過ごし、夜の帳が下りあとは眠るだけなのだがベットへ入り目を閉じても昼間に見せられた幻術の影響からか中々いつもどおりに眠ることはできずに小さくため息をつくとベットから起き上がりそのまま降りてから椅子に掛けてあった薄い青色の羽織りを寝間着の上に羽織ると随分と年季の入った美しい装飾が施してある煙管を小さな鞄の中から取り出すと中に刻み煙草があることを確認すると窓枠に腰掛け煌々と妖しくも美しく輝く月を見ながら女性が好むとは思えない古びたジッポーを煙管の雁首に近づけ火をつけるとゆっくりと煙草を味を楽しむように肺まで深く吸い込むとゆっくりと口から吐き出しつつぼんやりと争いの中で生まれ争いの中死んだ亡き恋人とのごく普通で幸せな日常を思い出していて)
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