優しきサディスト

瑠璃、
はい、なんでしょう？
…やはり辞めて頂きましょうか。
どうも不慣れでむず痒い呼び名ですね。

なんて。冗談ですよ、ありふれた名で
美しくもないですが。

なるほど、世の中色んな方が居ますし、
不愉快ならばデスノートに書いて
しまえば良いでしょう。
おや、からかったつもりが真に受けて
しまったようですね。
そんな、面白い事言ってませんよ。
僕はいつでも大まじめ、ですからね。

ふふ、そんな仕打ちをされても嬉しいのですね。
舌を噛み千切られた貴女はそれからどうするのでしょう…？そのまま死ぬのか、それとも僕に…。
困りましたね、そうも興奮ばかりされていては。
静かな時間も必要なので、物分かりの良い子になってもらわないと。

本当に煩い方ですね。そうも好き好きと、
まるで九官鳥のように鳴かれては、
煩わしくて仕方ないですね。
耳障りですよ、一層のこと舌を抜いてしまいましょうか。いえ、以前ミッフィーがどうたら言われていたので、やはり唇をあの形に繕って差しあげますよ。
胸が苦しい、ですか。ふふ、知った事ではありませんね。もっと、呼吸を忘れる程に苦しめば良いでしょう…？痛みが快感に変わるかも知れませんよ。

ふふ、知ってますよ。まず薬漬けの人間はまともな文章を書けるとも思いませんし。そうも、真面目に返されると君の性格が、如何に真面目か分かりますね。
プライベート、そうですね。僕は煙草吸いますよ、君の嫌いな煙草を、ね。