マイペース 2015-06-28 12:27:48 |
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時期が時期なので、戦争について少し話しましょう。
私の祖父母の住んでた所は、戦争とはほとんど無関係のど田舎でした。
家も農家だったので食べる物にも困ってはいませんでした。
たまに上空に飛んでくる偵察機はありましたが、爆弾を落とされた事も無かったと聞いています。
終戦を迎えてしばらくしたら、上空に戦闘機が飛んで来ました。
戦争は終わったはずなのに、まだ攻撃を仕掛けてくるのかと偵察機を眺めていたそうです。
すると、今まで爆弾など落とした事が無かった戦闘機が爆弾らしい何かを落下させました。
それを見た祖母は大慌てで逃げました。
しかし、一向に爆音はしません。
爆弾は不発弾だったのだろうか。
好奇心から様子を見に、落下地点へ行くと、魚取りの漁で使う様な大きな網に、食料が沢山入っていたそうです。
日本語ではない文字で書かれたそれは、大量の缶詰でした。
どう言う意図で食料を投下したのか分かりませんが、食糧危機に陥っていた町場の人達にすれば天の恵みだったと言っておりました。
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