性格イケメン、若干ツンデレ髭面三十路と隠れSちゃんの日常

あぁ、下手をうてば殺される。
(無意識に相手を庇う位置に立ち言い、)
弟「ちょ待…っ！ さすがにそれはないでしょ！」
兄「そうだぞキア！ 骨折は何度かさせてしまったが、殺してはいない！」
お前達のおかげで俺が何度死にかけたか、忘れたのか…？
(言い訳する２人に首傾けニヤリと黒い笑み浮かべ尋ね、)

(/どこでしましょう？)

…‥キア、この人たち怖い……
(相手の話を聞けば、最初の様にまた怯え出し)

(/考えてなかったですね)

あぁ、心配するな。基本的に事故だから。
喧嘩していたり、全力で運動していない限りは近寄っても平気だ。
(怯える相手を安心させるように優しく言い、「そもそも、アルに怪我をさせるような事があれば私が許さない」と２人を睨み、)
弟「何さ、人を猛獣みたいにー。兄ちゃんだから許すけど」
兄「そこまで見境なくはないぞ。キアだから許すが」
(キアルドの説明に不満げに言うも許しているようで、)

(/どっかで「そういえば名前は？」みたいにいきましょうか)

キアがそう言うなら大丈夫だよねっ
(相手の言葉を信じたのか、怯えた態度は無くなり、)

(/こっちから行きましょうか？)

あぁ、万が一にでも何かしたら容赦しない。
(安心した様子の相手に、相手を傷つけるようなら実の兄弟でも容赦しない事を告げ、)
弟「うん…まぁ、容赦しなくても……」
兄「キアはなぁ……」
何が言いたい？
(苦笑しつつ視線逸らす２人に引きつった笑み浮かべ、)

(/そうですね、お願いします)

……うぅん
(そんな相手を横目に、「まだ名前聞いてなかったなあ」と考えて)


(/次いきますね)

ん…どうした、アル？
(相手の方振り向き、首傾げ尋ね、)

(/了解です)

兄弟さんたちの、名前聞いてなかったなって……
(ポツリ、と独り言のように呟き)

ごめんなさい、今日はもうおちますね

あぁ…そういえばそうだな……。
(相手の言葉にふと思い出し、２人の方を見て、)
弟「ん、あぁ名前？ 僕はグイルド！ グイって呼んでねっ！」
兄「俺はガエルド。弟がいつも世話になってる」
(相手の方見て名乗り、)
まぁ、“ゴリラ”と呼べばだいたい２人とも振り向くから。
(特に他意はなく相手に教え、)

(/了解です
おやすみなさい！)

えぇとね、私はアルトリアだよっ
(笑顔で自分を指しながら言い、「グイにガエルド…‥ゴリラさんだねっ」と
よく分からない付け加えをして)

弟「いや、違うよ!? 兄ちゃん、なんて事教えんの！」
事実だろう？
(慌てる弟に訝しげな顔で腕を組み、)

グイ慌てすぎだよっ
(相手のやりとりをくすくすと笑いながら見、)

兄「そうだぞ。だいたいゴリラ呼ばわりなんて、いつもされてるじゃないか」
(相手の言葉に頷き言い、)
弟「兄貴はそうかもしんないけど、僕はそうでもないの！」
(自分と兄の職場は大幅に違うのだと思いながら言い、)
へえ…お前をゴリラ扱いしない奴がいるんだな。
(弟の言葉に本心から呟き、)

キアはゴリラじゃないの？
(兄弟二人がゴリラ扱いされているなら、キアはどうなのだろうと思い)

(/レス遅れてすみません！)

え…いや、別に……
弟「兄ちゃんはもやしっ子だったよね」
兄「免疫力のないもやしだったな」
うるさいな、お前達…っ！
(相手の疑問にどう答えようか考えているうちに、だいぶ失礼な事を平然と言われ、拳握りつつ言い、)

(/気にしないでくださいっ)

キアはもやしじゃないもんっ
(キアの悪口と思ったのか、頬を膨らましながらそう言い、)

アル……。
(自分を庇ってくれる相手に嬉しく思うも、もやし出身なのは事実な為複雑な気持ちで、)
兄「いや、もやしだったぞ？ まぁ、そこが可愛かったが」
弟「季節の変わり目とか酷かったよね」
(相手の言葉に幼少期を思い出しながら言い、)

ほんとに辛いんだからっ、可愛いとか言っちゃダメっ
(自身も体が弱いため、今まで大変な思いをしてきたのか独り真面目に捉えて)