【年の差なんて関係ないっ！】

残念ながらこの後は職員会議だよ？
（期待の眼差しをしてくる相手が保健室に来るのを見て首を横に振りながら近付くと「日曜日になったらいくらでも甘えて良いから今日はまっすぐ帰りなさいよ？」と相手の額にキスしてから職員室へ向かって）

分かった…んじゃまたなっ！（職員会議なら仕方ない、待っていることも出来ない為素直に聞き入れると額の一瞬の温もりにﾆｯと笑えば片手上げぶんぶんと振り相手を見送ればｽｷｯﾌﾟでもしそうな勢いで出て行き家路につき）

取りあえず部屋も片付けたし大丈夫だよね？
（そして時が過ぎて日曜日当日、自宅だというのに綺麗にオシャレや部屋の掃除をしては相手が来るのを待ちわびて）

おっ、此処か。…京子さーん、来たよ（なるべく大人っぽい服装とﾘｸｴｽﾄがあったので白いYｼｬﾂの上に黒いﾍﾞｽﾄ着用で下はｼﾞｰﾊﾟﾝにｼｭｰｽﾞと本人的に頑張った装いで。ｲﾝﾀｰﾎﾝ押すと呼び掛けて）

い、いらっしゃい、どうぞ、中に入って？
（何故かセーラー服を着てで緊張しているような顔つきで相手を出迎えて）

…うん。てか何でｾｰﾗｰ服？あ、コスプレ？（促されるまま靴を脱ぎﾘﾋﾞﾝｸﾞへと足を踏み入れると相手のその格好について問い掛けて）

・・・うるさい、君だって本当は若い女の子の方が良いんだろう？
（私の見ていないところで女子生徒といちゃいちゃしていると噂を聞いて、年齢だけはどうすることも出来ずに取りあえず高校のセーラー服を着て）

…誰かに聞いたの？俺が同じくらいの子が好きだって（勿論同い年の女の子に全く興味が無いわけではないが今本当に好きなのは彼女なわけで。そんな彼女の口から聞いた言葉に思わず信頼されていないのか、なんて思ってしまい冷たい口調で問い掛け。「京子さん…俺が心から好きなのは京子さんだけだ、信じてくれねぇの？」目を真剣に見つめると近付き頬に手を添えﾆｯと笑って）

疑ってごめんなさい、信頼してるけどやっぱり年の差があると不安になるのよね
（相手の気持ちを聞くと素直に謝って自分の気持ちを話して「この前の職員会議でふしだらな不純異性交遊をしている生徒がいるって聞いて要注意リストに君の名前があったの、彼女からしてみればもう少し真面目になって欲しいわね」と言って自室に戻ると普通の私服に着替えてきて）

へぇ、今時そんなのしてんの？先生達も暇だなあ…でもさ女の子と話してるだけじゃ不純異性交遊とは言えねぇだろ？それ報告した先生ってさ自分モテねぇから僻んでたりしてんじゃね？（着替えてしまった相手に何となく勿体無かったと心の中で思うも見れただけでも良かったと納得すれば「それに俺には彼女だって居るっつうのにそんな事しねぇって…あ、そういう京子さんこそちょっと噂になってるぜ？同じ学校教師の誰かとお食事ﾃﾞｰﾄしてたらしい…とか。まあ俺は聞き流してたけど？」相手の後方に回れば抱き締めて耳元で上記述べるとすぐ離れ「一応勉強道具持ってきたけど…する？」と確認してみて）

その話ってもしかして体育の松本先生かしらね？
（確かにこの前、教師の中で年も近く一番仲の良いボーイッシュな外見の女性体育教師の松本先生と一緒にお洒落なレストランに行った事を抱きしめながら思い出しては「勉強はあとでみてあげる、それより松本先生が貸してくれたゲームでもやる？」とテレビの前にあるウィーを指差して）

はっはーん…男に間違えられたってわけか。かわいそうに…ちゃんとした女性なのになあ。（内心安心すれば心のモヤモヤが消えたところで松本先生を思い浮かべながら「あの人なら間違えられても仕方ねぇか」一人納得すれば「お、やるやる！ゲームなんて久しぶりだな、餓鬼の頃にやってたｷﾘで最近はしてねぇもんなあ」少年のようにﾜｸﾜｸしながらWiiの電源付け「何のソフト入ってんの?」首傾げて問い掛けて）

松本先生から大乱闘スマートブラザーズとマルオカートを借りてるけどどっちが良い？
（相手の隣にちょこんと座ると格闘ゲームかレースゲームのどっちが良いか質問して）

んー…じゃあマ●オカートで！（少し悩んだ結果レース系を選び）

分かったわ
（マルオカートを始めてレースに集中しているとハンドルを切って相手の身体に寄りかかってしまって）

…あははっ、身体動いてるぞ。（集中しているとよく有ることなのだがそれすらも嬉しく思わず笑ってしまえば「あ、やべ。気ｨ抜いたら負けたあああっ！」頭抱え負けた悔しさにうなだれていて）

ふふふふ、私はこのゲームに慣れているからね、負けるのも無理はないよ？
（悔しそうな顔をしている相手を見てポンポンと頭を撫でながら慰めて）

めっちゃ悔しい…俺も家で訓練してこようかな、そしたらいつか京子さんに勝てる気がする。（ううっ、と泣く真似しては経験不足を補う為修行してくると宣言すればふと時計見ると気付けばもうお昼時で。「通りで腹減ってると思った…なあ、何か作ってよ。手作り食いたい」ほんの我が儘を告げるとお願いします、と軽く頭下げ/←）

うん、別に良いけど、調理している間に私の部屋には入っちゃ駄目よ？
（相手に念入りに注意してからキッチンに行って調理を始めて）

入らねぇって（どうして入っちゃ駄目なのかと疑問はあるものの追求して嫌われると嫌なので素直に聞き入れては鞄の中から雑誌取り出し読み始めて）