「暇だねぇ…平和すぎてつまんないねぇ」 机に足をのせキャンディーを舐めながら空を見つめる。まだ静かなパーティー会場は不気味なほど静まり返り、何処からか聞こえる小さな時計の音だけが聞こえてくる。 つまらないことが嫌いな猫は、なにか面白いことはないかと頭の中で考えてみるが、これと言って思い付くこともなく、ガリガリと奥歯でキャンディーを噛み砕く。