弱虫ペダル

あの後東堂さんをベッドに運んであげてさ…本当東堂さんって無防備だよね…(心配なのか じと、と相手を見つめて。「…そうですね！俺、東堂さんにはやっぱ笑っててほしい…」相手の笑顔にどき、と胸を鳴らして自分も微笑み。「えー？何のことですか？？」掴まれるとぴょこぴょこと左右に揺れて。「うん…やっぱ東堂さんいないと俺ダメな奴だなぁ……頑張って我慢します」相手に撫でられると心地いいのか目を細めもうあんなことしちゃ駄目だ、と心に誓って。「はい！東堂さんの家…楽しみ…」幸せを噛みしめるかのような顔をして相手の手を握り)

すまんね、ベッドまで運んでくれて…！オレはそんなに無防備か？(自分ではどこが無防備なのかわからず首を傾げ。「オレも真波に限らず、皆には笑顔でいてほしいからな！！」相手の笑顔に胸が少しドキッとして。「…すごいな…どうやって動いているのだ…」興味深そうにじと、と相手のアホ毛をずっと見ていて。「お前はダメな奴なんかじゃないぞ！ダメな奴ってのは荒北や隼人のことを言うのだよ！」自分なりに相手を励ますつもりで、部員の名前を出し。「学校から家までは近いからすぐ着くだろう」相手の手を握り返し。

いえいえ、東堂さん軽いから楽ちんでしたよ。無防備にもほどがあります…(最後の方はぼそぼそと呟くように。「はい！いつかちゃんと伝えますね俺の本当の気持ち」いつか、と言葉を濁し微笑んで。「東堂さんも触角ついてるじゃないですかぁ」これ、と相手の左右の前髪を両手で掴んでみせて。「確かに荒北さんと新開さんはダメかも、でも東堂さんに絶対あんな顔させないよ2人は…俺まだ子供だから…」なんで2年早く産まれなかったんだろ、と内心思っていてため息をつき。「そうなんですか。あ…これいただきます」先程もらったポカリを一口飲みなぜかよそよそしくなっていて)

そんな軽いか…ん？真波何か言ったか？(筋肉つけた方がいいのかな？と考えて、後半聞こえなかったのか首を傾げ。「本当…？気持ち…？」何のことかわからずに不思議そうに相手に聞き。「これは触覚ではないぞ？！わっ！触るな、髪が崩れてしまう！」オシャレだオシャレ！と前髪はオシャレと言い張り。「そこは認めるのだな…いや、隼人は何するかわからないからな。あと、ため息は幸せが逃げてしまうぞ！」先輩をダメと言った相手に苦笑いをし、お前の方が大人だ、と付けたし。「なんだ、真波。よそよそしいではないか」不思議そうに相手を見て

軽いですよ、もっと肉をつけてください！なんでもありませーん(俺が守らないと、と使命感を覚えしらばっくれて。「今はまだわからなくていいです。だから待っててください。」相手の反応に困ったように笑い。「これオシャレだったんですか！知らなかった！俺下ろした方も好き」相手の髪の毛をくるくると自分の指で遊び始めて。「…新開さんに何かされたの？はーい。」相手の言葉に何かひっかかりじっと相手を見て。「あ、いえ…なんか俺みたいなのが東堂さんの隣いていいのかなって思って」ポカリを鞄にしまい、ちら、と相手を見て)

これでも、ちゃんとご飯は食べているのだぞ…！…そうか(うーん、と少し悩み、なんでもないと聞くと不思議そうに相手を見て。「何かわからないけど、待ってるぞ！！」何かわからないくせに、自信満々そうに言い。「どうだ？かっこいいだろ？むっ！ダメだぞ、カチューシャを外すと顔が見えなくなってしまうからな」自分の髪で遊び始めた相手にコラッ、と軽く頭にチョップをして。「…ん？何もされてないぞ！本当に何もされてないからな？！」相手の質問に少し慌てた様子で目をキョロキョロさせて。「何言ってるんだ真波、いいに決まってるだろ？逆にダメな理由を教えてほしいぐらいだ！」ニコリ、と相手を見て微笑み、下駄箱から靴を出し履き替えて

…本当ですかぁ？こんなに細いのに…(ガシッと相手の腰を掴み首を傾げ。「はい！俺頑張って東堂さんに追いつきます！」ぎゅ、と相手に抱きつき。「えー…東堂さん髪下ろした方がもっともっとかっこよく見えるのになー…」少ししょぼんとしてちらりと相手を見て。「東堂さん…何かされたんですね？！なんですか、教えてください！」相手の様子に疑問を持ち肩を掴むと真剣な眼差しで。「東堂さん……俺東堂さんのこと…好きです！」相手の優しさにじーんと感動して何時ものような顔に戻って靴を履き)

…うわっ！(いきなり腰を掴まれて驚いたのか少し叫び。「ま、真波？！急にどうした？！」抱きついていた相手にほんのり顔を赤くして。「…まぁ、オレはどんなヘアスタイルも似合ってしまうからな！」かっこいい、という言葉に負けてカチューシャを外しては髪をくるくるさせて。「いや、本当に何もされてないぞ…？！ほんと……はい、何かされました」相手の迫力に負けて後半は声が小さくなり怒ってないかな、と相手をちらりと見て。「す、好き？！ま、真波の冗談は面白いな」好きと言われれば照れ隠しでほら早く行くぞ、と相手の手を引っ張り

うわぁ…細い(さわさわと腰の辺りを触って呟いて。「えへへ、なんでもないでーす」笑いながら相手を愛おしそうに抱き締めて。「わーい！やっぱりこっちも可愛くていいですね〜！」自分も相手の髪の毛を触り始め。「……で、いったい何されたんですか」相手を靴箱に追いやると険しい顔で問い。「冗談…か。冗談でもいいです、東堂さんのこと好きだから」相手の隣に並び歩き出して相手の顔を覗き込むように)

…！？真波、待て！くすぐったいではないか？！(頑張って笑いを堪えていて。「なんでもないなら、何故抱きつくのだ？」くすり、と笑いながら恥ずかしいのか軽く抱き返し。「どうだ！髪もサラサラだろ？」満足そうな顔をし。「…えっと…押し倒されて…」目をキョロキョロさせて、相手とは目を合わせようとしないで。「…その……オレも好きかなって」相手には聞こえないぐらいの声で言い、恥ずかしければ、恥ずかしいほど歩くスピードは早くなっていき).

さては東堂さん…腰弱いんですかぁ？(にやり、と笑うとそれ！と腰をもっとくすぐって。「そ、それは秘密です！」相手の肩に顎を乗せると慌てたように。「サラサラですね〜お風呂楽しみです！俺の頭洗ってくれる？」上目遣いで相手を見るとおねだりしてみせて。「…押し倒された？それからどうされたんですか」ぴく、と耳を動かすと真顔で問いただし。「あ、あんなことされたのにですか？！東堂さんって実はM…？」相手の言葉に驚いて追いかけると相手と同じく早歩きしながら顔を覗き込んで)

よ、弱くないぞ！断じて弱くないぞ！(焦りはじめて、我慢しているのかプルプル震えて「いつかその秘密とやらをオレも知ることはできるか？」秘密秘密言われて気になるのか相手に質問して。「だろ？髪は自信があるのだよ。…しかたがないな、洗ってやるぞ」ニコッ、と微笑み。「それから…？！…耳とかを甘噛みされました…」相手の迫力に薄っすら汗をかいて。「違う！ただ、お前のたまに素直なところが好きって意味だ！！」Mと言われれば否定をして、もう少ししたら着くぞ、と早く歩いているせいでもうすぐ家に着くと伝えて)

弱いくせに〜我慢してる先輩も可愛い！(思い切り相手の弱そうな肋骨のところをくすぐり。「きっとすぐわかりますよ、口走っちゃうかも」ふふ、と微笑み少し寂しげな顔で相手を見つめ。
「本当ですか！やった！俺も洗ってあげるね、色んな所」子供のようにはしゃいで嬉しそうにはにかむとさらっと意味深なことを口にして。
「…東堂さん。早く家行きましょ？」相手の腕を引っ張ると暗い顔のまま突然早歩きになり
「素直な所……。お、俺がさっきしたこと、嫌じゃなかった？」俯くと相手に上目遣いでやたら先程したことをどうだったか聞いてみて)

我慢なんてしていな…！？…な、らんよ真波っ！(それまでは我慢していたが肋骨のところをくすぐられるとぷはっ、と笑い。「真波は本当に不思議チャンという感じだな」くすりと笑うが相手の寂しそうな顔を見ると「…お前の思っていることオレに全部教えてくれないか？」と優しく話しかけ。「真波も洗ってくれるのか、よろしく頼むよ…って待て！真波色んな所って！」改めて相手の言葉を思い出すと慌ててツッコミ。「待ってくれ、真波！」歩き出す相手の手を引っ張り止めて。「ほ、ほら！いいから着いたぞ！」相手の上目遣いにドキッとして前のことを思い出すと顔を赤くして話をそらして)

(/遅れてごめんなさい…

やっと笑った！よく我慢できましたね〜(あはは、と笑うと次は首元をくすぐり。「東堂さんまで不思議チャンって言うんですかー…」どこが不思議なんだろう、と疑問を抱きながら首を傾げ。「……俺東堂さんに酷いことしちゃったから…好きな人泣かせちゃったから…」優しく話しかけられると二文字の言葉が喉元まで出かけて思わずごくりと飲み込み。「はい〜！よろしく頼まれますね！ふふふ色んな所ですよ。色んな…」明るく笑っていたかと思うと途端に顔に影がかかり不気味な笑い方をして。「……家帰ったら新開さんにされたとこ俺が消毒してあげるね」ぴたり、と止まると相手に顔を見せないまま話し。「東堂さん…っ！俺勘違いしちゃうよ、嫌なら嫌って言ってくれなきゃまたああいうことするかもっ…」辛そうな顔をして相手に向かって叫び)

(/大丈夫ですよ！此方こそ遅れてしまい申し訳ないです…。)

まっ！なみ！くすぐったい！(今まで我慢していたのが全部今出たかのようにケラケラ笑い。「自覚なしか…」首を傾げる相手を見ては苦笑いをし。「…好きな人を泣かせた、か…真波、今からオレが言うことに引かないで聞いてくれるか？」ぽんっと相手の頭を撫でて一瞬沈黙するが口を開き相手の方をいつもとは違いまじめな様子で見て。「今本気で後輩が怖く見えたぞ…」相手の不気味な笑みにピクリと震えて焦りから目をキョロキョロさせて。「…わ、かった…？」相手の後ろ姿からでもわかる迫力に少し困惑しなぜか疑問系になり。「勘違いしてもかまわんよ。オレが全部受け止めてやろう！さぁ、東堂旅館へようこそ」相手を見てにこりと笑い入り口を開けて)

(/送れたぐらい私は気にしないので全然大丈夫です！

やっぱり東堂さんは笑ってる方がいいね！首も弱いの？(可愛いなあと呟きながら耳元を触り始め。「なんですかその微妙な顔…！俺はいたって普通です！」相手の顔を見るとむす、と頬を膨らませ。「…東堂さん……？」相手の様子に不覚にも期待を抱いてしまいそんな自分に嫌気が差し。「え〜？怖いだなんて失礼な！俺は怖くなんてないです〜」ふらー、と相手に抱きつき首元に顔を埋め。「それにしても…新開さん…。東堂さんのこと諦めたと思ってたのになぁ…」ぶつぶつと呟き普段からは想像もできないような暗い顔をして。「…東堂さん甘過ぎだよ〜…だから襲われるんだよ〜……、わあ…お邪魔しまーす…」相手に軽くあしらわれるとう゛ーと唸りながら相手を見つめ、家の大きさに驚くも中に入って)

よ、弱くないっ！だから首は…！(相手が触れた瞬間ピクリと身体を震わせて。「いや、お前は普通ではない！」頬を膨らます相手を見ればくすっと笑い相手の頬をつんつんと指でつついて。「…真波が笑顔になると、胸がドキッとしてしまってな…これは新しい病気なのか…？」後半は少し声が震えていて相手が引くだろうな、と思い自分なりに最後は冗談を言ったつもりで。「オレの首元、練習終わりだし汗臭くないか？」抱きついてきた相手の背中を無意識でぽんぽんと軽く叩いていて。「真波、もうそんな暗い顔するな！過ぎたことはしかたがない、だから今を笑顔で楽しもうではないか！」相手の頬を両手で目を覚ましようにパチンと叩き。「そうか？甘過ぎるか…それはすまんね。普通のお客様も今日はいるから、真波はオレの部屋に泊まるといいだろう」廊下を歩いていき奥の大きめの和室を指さし)

…東堂さんなんか…えろいね！(相手の表情や反応を見て素直な感想を言い。「…俺も同じ病気、とっくの前からかかってますよ。東堂さん、ずっと前から好きです。」相手の話を聞くとくす、と笑って目を瞑り、一度深呼吸をすると目を開き真剣な表情で。「すっごくいい匂いするよ！…東堂さんの匂い、好き」くんくん、と匂いを嗅ぐと相手の首筋の汗をぺろ、と舐めて。「うわっ！…東堂さんはもっと自覚してください！そんなんだから新開さんに襲われるんでしょ！？新開さん以外にも東堂さんのこと狙ってる人たくさんいるし…」叩かれるとふてくされた顔になりポジティブな相手に説教をするように言うと相手の身体を揺さぶり。「甘過ぎです……東堂さんの部屋和室なんだぁ…。入っていーい？」部屋見てみたい！とうきうきしながら相手に問い)

えろい？(自分の行動や発言を思い出すが思い当たる節がないのか首を傾げて。「自分の気持ちに素直になれない自分がいてな…まさか後輩を好きになるとは」真剣な表情の相手の真面目な瞳をジッ、と見てはふわりと微笑み。「それはよかった…って！汗を舐めるのではない！」相手が舐めた感触があると相手の行動に苦笑いをして。「まぁ、真波落ち着け。オレは美形だからな、皆が狙いたくなる気持ちもわからなくはないな」相手説教を無視して自慢げにふっ、と笑い相手の肩をぽん、と叩き。「嗚呼、和室が好きなのだよ！入っていいもなにも、お前は今日この部屋に泊まるのだから遠慮しないで入ってくれ」扉を開けて自分が先に入ると部屋の真ん中のあたりで手を振り相手を呼び)