主 2014-07-21 17:41:21 |
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はは、頼もしいじゃねぇの。
(クスクスと笑えば相手の頭をポンポン、と撫でて。得意気な笑みにツン、と鼻先をつついてみてはふんわりと微笑み。ああ、こんな他愛もない時間が一番幸せだ、と心を落ち着けながら。「ん・・・景は景が一番可愛い。景のままでいい。景なら何でも可愛い。」ぽんぽんと口から出る言葉はどれも本音で。どれだけ自分は相手を溺愛しているのかと自分でも呆れるが最愛の恋人なのだから仕方無い。「んー?・・・頑張る、」へらりと笑うも、今日も知らない間に書かれていた訳で、どうにも自分はそういうのには疎いらしいと首を捻って。相手の言葉を耳にすれば今までの笑顔が嘘の様にスッ、と無表情へと変わり冷たい瞳を向けて「・・・俺専用でないって言うのか。だったら誰だ?俺から離れたいって事か。」と無機質な声で問い掛ける。キスに夢中になっていれば頭の奥が焼き切れそうな程に理性が飛びそうな状況で。ふと気付いた事に、口付けを止めて顔を離せば首を傾げて。何かを忘れている。「・・・あ、」声を漏らせば相手を軽々と抱き抱えてキッチンへ向かう。伸びきった饂飩が鍋で待っている様子に溜息を漏らし。
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