リヴァイ 2014-06-25 10:24:57 |
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こんなに色々と言われてしまうのに、離れたくないなんて我が儘は通せません。
それに兵長は分かってないんです…このまま一緒に居たら、私はきっと兵長に甘えたくなるし、もっと一緒に居たいと図々しい欲が出て来てしまいます。
誰も俺達に離れろとは言っていない。お前が望む事を叶えてやりたいと思う事に何か問題があるのか?いいじゃねぇか…俺もお前も考えに相違はない。
違います。私が粗相な事ばかりするから色々と言われて来ましたので、そんな私が我が儘通せないなって意味です。
―もう…そんな風に言われてしまうと、我慢出来なくなるじゃないですか…
元々お前に完璧なんか求めていない。部下の尻拭いも想定内だ。……と言いてぇところだが、迷惑掛けてきた分その辺は俺も同じだ。
我慢なんかしなくていい。寧ろするんじゃねぇ。俺はお前が苦しんでいる時、いつも何もしてやれなかった……今度こそしっかり支えさせろ。
尻拭いなんてさせたくないのです。それに、兵長に迷惑蒙られた覚えはありません。って…こんな事ばかり言い合っていても仕方ないですよね…(根負けしたかのように張り合うのを止め)
では、私にも兵長を支えさせて下さい。―うわ……改めて口に出すと、物凄く恥ずかしいです…
ああ…お前がそう言うなら一応頼りにしてる。(羞恥する相手を見て僅かに表情和らげ)
…安心しろ、初陣の失態ほど恥ずかしい事はそうはないだろうからな。
一応ですか?私、しっかり支えますのでもっと頼って下さ………何故、また今それを言うのですか!(頬を赤く染め両手で顔を隠すように覆い)
お前のそういう反応も悪くないと思ったからだ。…ここのところずっと、張り詰めたようなツラしてただろう。(すっとそちらに手を伸ばすと軽く頭に触れ。かと思えば緊張を解すかの如く、額を軽く小突いてやって)
肩の力…そうですね、ここ暫くは張り詰めていたかも知れません(漸く安堵したかのように小さく深呼吸し)…確かに私は意地っ張りですが、兵長は昔から結構頑固ですよね。
…座れ。たまには茶でも淹れてやる。(深呼吸する様を見つめては、思いついたように静かにその場を離れ)
─…お前は意地っ張りだが、俺はそこまで頑固じゃない。(茶葉を用意しながら臆面もなく反論し)
あっ、では手伝いますね(立ち去る相手に駆け寄り、戸棚からカップを二客取り出すと揃えて置き)いえ、兵長は結構頑固です!ご自分で気付いていないんですよ。でも有り難うございます…一緒に居て下さって(目線をカップに向け、気恥ずかしそうに消え入るような声で伝え)
礼を言われる覚えはない。抑え込んでいた感情を少し表に出しただけだ。(相手が用意したカップに紅茶を注いだ後、ポットをテーブルに置き、視線伏せる相手を見つめ)
言っただろう…お前を手放したくねぇと。
……兵長ってそんな事口にする方だったんですね。馴れないので少し照れ臭いです(此方に向けられる視線を感じつつも、日頃耳にしない発言に頬に含羞の色を浮かべ、相手を見る事が出来ないままテーブルへと向かい)
率直に言わねぇとお前には伝わらねぇ事がよく分かったからな…。(中々視線を合わせようとしない相手を視界に捕らえたまま、“座れ”という風に目配せして)
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