「あっ、ついたな。やっぱり大きいな。さ、中入るか」 大型ショッピングモールに目を少し見開いて見上げる。そのとたんに、嬉しさがこみ上げたのか、霧野に視線をもどし、無意識に子供っぽく、早く行こう。という目をしている。