匿名 2014-04-02 00:32:56 |
|
通報 |
……おい寒ぃ、もっと寄れ。
(ソファに深く腰かけ、ゆるゆると昇る紫煙をぼーっと見つめるフリをしながら、心の先はずっと横の女に向かっている。足を組み、煙草をふかし、相手の肩に腕を乗せて抱き寄せる。俺が、この俺がここまでしてやっているのに、この女は少しもそういった表情も仕草も見せやしねぇ。片手に煙草を持ち溜息まじりに紫煙を吐き出せば、もう片方の腕ではグイと相手を抱き寄せて。更に近くなった距離に、柄にも無く動き始める心臓。…そんな事は露知らず、素知らぬ顔で雑誌から目を離さない女。はぁ、今度吐いた息は純粋な透明。燃える煙草は俺自身か、なんて思えば咥え直し、濁った空気を吹きかけて)
| トピック検索 |