(沖田総悟) おーおー、今年も咲きやしたねぇ。 (見回りにと街中をダラダラと歩きつつ、途中で購入した団子を頬張っていれば目に入った桜にお、なんて声をあげて。思わず立ち止まり、団子を頬張る口のみをもごもごと動かしながら桜並木に目を取られ、そこにあったベンチに深く腰掛けて。ざあぁと風が吹き、大量の花びらが宙に舞う光景を見て、思わず口元にゆるりと弧を描く。「…春が来やしたねぃ。」ポツリ呟いて、そのまま静かに瞳を閉じれば春の音に耳を傾けようか)