あたしをさらけ出すことはできない。 そのまんまのあたしは人間が怖いから。 そうして、俺が生まれた。 俺はあたしであってあたしじゃない。 皆に頼られる優しい奴、それが俺、なのかな。 そんな俺でも必要とされることが嬉しかった。 あたしは俺になりたかった。