主 2014-01-30 20:40:07 |
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__...いい匂い。(一通り洗い終わっては軽く身体についた水分も拭き風呂から出て脱衣所で脱いだ服を持つ。取り敢えず下着だけは履いて熱った身体を冷ます様に暫くそのままの格好で。リビングからいい匂いが匂ってきては頬が緩まる。段々身体が冷めてくるもズボンだけ履いて上半身はそのままでリビングへ。「__出たよ。」なんてキッチンに立つ彼に声を掛けて。)
——ん、上がったのか…、…(出来た物を皿へと乗せていきちょうど良く終わり一息つくと相手の声が聞こえ振り返ると上半身裸の相手。前日着た侭だった為に服を貸してやればよかった、と思いつつ未だ乾き切らず髪先から滴る水と自分より細身の其の躯に純粋にも邪な意味でも触れたいと思わない訳が無く、一度言葉を失うも堪え切る様に眉間に皺寄せては「—…悪い、俺の服貸してやればよかったな。シャツか何か持ってきてやろうか?」と平静装って問い掛け。)
__ん、あるなら貸りたい。(昨日着た服を着たくないというのもあるし熱った身体を冷ますというのもあるが実際のところ彼を照れさせて余裕を無くしてやりたいというのもある。然し彼の様子から平然としているようで。少しムキになって上記を述べるも取りに行こうとする彼の手を掴んでは啄む様な口付けをして。「__..どこまで余裕なの。」と呟く)
——分かった、今持ってきてやるから待、…(冷静に冷静に、と自分に言い聞かせ相手から目逸らして其の場から立ち去ろうとするが手掴まれ否応無く相手の方を見てしまうと手に口付ける相手と不満げな其の言葉に僅かに目見開くと短く吐息零して未だ少しは思う所があるも相手を其の侭抱き締めて。濡れた其の肌に腕を回しては「—…好きな奴目の前にして冷静で居られると思ってんのか、阿呆。」と小さく呟き。)
__何だ。余裕じゃなかったのか。(抱き締められれば彼の言葉に笑みが零れる。此方からも背中に腕をまわして抱き締めれば今度は触れるだけの口付けを落とす。「__濡れるよ。」髪がまだ乾いてない為彼の服が濡れてしまう。そんな事を気にしては彼から離れて。あんまり意地悪してしまえば彼が怒るかななんて考えていてはくすくすと笑って御免御免、と彼の髪を撫でて遣り。)
——そっちこそ、あんまり大人を揶揄うと痛い目見るぞ。(此方は理性がぐらついているというのに愉しげな笑みと口付けにむ、とした表情を浮かべ。最初から濡れる事なんて気にしてはいないのだが、離れてく相手に名残惜し気にするも風邪を引く前に服を取ってきてやらねば、と考えが頭を過ると「—…襲って欲しいなら話は別だが、」と不敵に笑みを浮かべ自分の髪を撫でている相手の手を取り指先舐めてぱくり、と軽く唇で咥え込むと直ぐに手を離し、服を取りに其の場を去って。)
__それは怖い。(彼が言う痛い目は見たくないものだ。上記を述べて小さく肩を竦ませる。己の指を舐め口に含む彼。その行為にビクと肩が揺れるも直ぐに離れていく。その場に居なくなった彼の姿。「__襲ってほしいんだけどなぁ。」先程彼が言っていた事に対して独り言のように呟く。キッチンを見れば彼が作っていた御飯があり、美味しそうと頬緩まれば味見と言って少しだけつまみ食いをする。)
——…はぁ…、ッ…(一度自室迄戻ると同時に瞼の上に片手の平置いて深呼吸し。相手が魅力的なのは分かるが幾らなんでも無防備な相手に其の侭付け込む様な真似はしたくない、と落ち着かせる為に呼吸を整えては冷静に居られる様にするとタンスから白いシャツ手に持ってはズボンは履いていた物で構わないだろう、と片手に持ち戻ってはつまみ食いしている姿に微笑まし気に目細め、「こら、先に食べるなって。」と声掛けると相手の前にシャツさしだして。)
__うわ、バレた。(タイミング悪く丁度つまみ食いしているところに彼が戻ってくる。作戦失敗、とでも言うように顔を顰めれば差し出されたシャツを素直に受け取る。「__理緒の匂いがする。」早速腕を通して着ては袖の匂いを嗅いでは前記を述べる。彼に抱き締められているみたいでついつい頬が緩み気に入った様にまじまじとシャツを見遣って。)
——…ま、俺のシャツだしな。(悪戯がばれた、とでも言う様な表情に苦笑零すも自分より少し体躯の小さい相手が自分の服を着ると何処となくダボ
ついて居る様で世で言う『彼シャツ』状態な相手に内心可愛らしいと思っているのを極力隠して。嬉しそうな其の姿に自分も表情を緩めてしまうもさっきの決心が揺らいできてしまっては「…ほら、さっさと食べるぞ。」と相手から顔逸らし料理の乗った皿をリビングへと運び、)
__なになになに。そんなに顔逸らさなくてもいいじゃん。(貸してもらった彼のシャツから視線を上げて彼へと向ける。すると不自然なまでに顔を背ける彼。きっと何か変な事でも考えたのだろう。くすくすと笑みを零しては皿を持ってリビングへ向かう彼の後ろから抱き着いたりしては上記を述べる。皿を持っている彼の状況をいい事に彼の首筋へと再び顔を埋めて項へと唇を押し当てる。)
—…放っとけ、ん…ッ…。(抱き着かれ何も言えずに照れ隠しに呟くも相手の温もりが心地よくない訳ではなく、両手に皿を持っているこの状況も駄目な訳で。相手を静止出来ずに居ると其れを理解してか項に当たる柔らかい温もりに唇だと分かってはくすぐった気に息を吐き「…そういうの、っ後にしてくれないか?」と何も出来ずに声だけ掛け、)
__嫌だって言ったら?(彼の反応に可愛いだなんて思っては笑みを零してしまう。後にしてくれと頼むところがまた彼らしくて。意地悪する様に上記を述べるもすんなりと彼を解放してあげる。「__理緒の特製料理を早く食べたいからな。」と述べては椅子に腰掛けて。)
—…ほら、食うぞ。(此方を翻弄するかの様な相手の動作に見事に嵌まっている様な気がし、手離されるも何処か複雑そうに表情顰めると諦めた様に小さく溜息を吐くと相手の目の前に朝食兼昼食を並べて行き。自分も自らの席へと座ると手合わせ「いただきます。」と小さく呟き目の前の食事に手を付け始めて、)
__理緒は俺のお嫁さんになれるな。(目の前に彼が作った御飯が並べられる。その完璧さに冗談混じりに上記を述べては笑みを零す。彼と同じように両手を合わせていただきます、と一言添えて食べ進める。然し何処か物足りないと思ったのか「__口移しよっか。」なんて彼に尋ねてみて。)
誰がなるか、というか御前がなる側だろ。(冗談混じりと分かっていながら勘弁しろ、とばかりに首を横に振り不満げに眉を顰めて。暫くは無言で食べていたが相手の唐突な発言に思わず小さく咳き込んでは「—…親鳥の様に雛鳥に餌付けしろとでも言う気か。」と流石に驚いたのか相手をまじまじと見詰めて呟き、)
__いや、理緒だよ。(何で己になるのか。なんて小さく肩を竦ませては当たり前だというように上記を述べる。己が述べた言葉に咽る彼。餌付けってそんな酷い例えをしなくていいのにと顔を顰めてしまう。まぁ彼が乗る気じゃないならまぁいいや、と御飯を食べ続ける。)
—俺が御前の奥さんになる柄だと思ってんのか?(其処迄可愛げのあるものだろ思わないからか何処か気持ち悪いとでも言いたげな口調で返し。何時の間にか機嫌を損ねてしまった様にむすっ、としている相手に肩を竦めると相手を見て「—…何が食べたい?」と自分の朝食指差しては相手の提案に乗じる様に問い掛け、)
__思った。(彼の口調からして気持ち悪いとでも思っているのだろう。でも決して己はそんな事を思った事がなく笑みを零しては上記と共に小さく頷く。不意に声を掛けられ彼の方を向けば先程の提案に乗ってくれる様子。ならば何がいいかと悩むも目に付いたプチトマトを指差し「__そのプチトマト。」と告げて。)
—…変わってるよな、御前。度々思っては居たが。(自分がそんな可愛い立場だとはどうしても思えず自分の隣に居る時点で変わっているとは思っていたが其処迄とは、とばかりに呆れた目線でじっと相手を見て。口移ししてもしなくても味が変わらなさそうな物に首傾げるも、「—…ん、」と頷き、口の中に放り込むと席から腰を上げ、相手の方へ唇寄せると相手の唇の隙間からころん、とプチトマトを転がして、)
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