>古澤なあ、アンタ時雨と顔を合わせた時はどんな表情してんだよ。(忘れてる、と口にする相手にふっと笑んでは、ふと気になった事を尋ね。「…あ、いや、頼むわ。…まさか、アンタからそんな気遣いの言葉が聞けるなんてな」我に返り擦り傷を負った左腕を相手に差し出して)