目を覚ましたら目の前に一つの扉がありました。
確かに寝ていた筈の自分が、どうしてこんな場所にいるのか?どうしてこんな服を着て、立っているのか?今のこの現状は不可思議な理解出来ない事だらけなのに…どうして自分はその時、そんなことはちっとも頭になかったのです。
そして、自分は踏み出してはならない足を一歩、踏み出してしまいました。
__扉を開いたそこはとても広い空間で。
何処がどういう訳でもなく、只々広い空間と呼ぶしかない場所なのです。
強いて言うなら…自分以外にもたくさんの扉があって…今、目の前に立つこの人物だけがこの何もない空間で異色を放っているのでした。
『やぁやぁ素敵なお嬢さん方いらっしゃい!!ん?あぁ…そちらの…お兄さん方もお客さんかな…?』
そうにんまりと言った人物は自分達に深々と礼をしました。
するとその人物は声を高々にこう述べたのです。
『新たな勇士たちは出揃った!!ならばさっさと始めようじゃあないか!!』
その言葉で自分はやっと、他にも人が大勢いる事に気が付きました。
人物がパチンと指を鳴らすと、空間は…見た事のない景色…街へと早変わりして、
『それでは君たちの未来に栄光と祝福を!!』
その人物は最後まで何の説明もなしに姿を消してしまったのです。
その言葉の通り跡形もなく、一瞬で。
>1 世界観…説明等
>2 ルール
>3 募集 …迄レス禁