> 高嶺 特になんも無いけど、ゆっくりしてって。(これは本心。人肌恋しいこの時期に独りぽつんと暖を取るのは寂しいし、人の温もりに飢えている。「郁也ね。わかったー。なんか、飲む?」彼の笑顔に何を思ったのか、ぽすっと頭の上に掌を載せて此方も柔らかい笑みを浮かべた。彼の名前を復唱後、尋ねた質問に“ホットココアと玄米茶と紅茶くらいしかないけどね。”とどれも温かいものばかりの選択肢与えて、返答を待つ。)