ヌシ 2013-10-21 02:48:27 |
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うむ、そうじゃそうじゃ(相手が笑いだしたのを見れば安心したようで軽い調子で言って「うーむ…、その身体のどこにこれだけ入るのかのぅ…」なんていつの間にか半分程になっている和菓子を横目に相手へと顔を近づけてまじまじと観察して
えっと。簡単に言えば、私は全身胃袋で
できている、と言ったところです(食べるのを止めれば、自分も顔を近づけ答える。顔同士の距離15センチ
そ、そうか…(一気に近づいた距離感に動揺しながらもなるほどと相手の説明に納得するように言えば「しかし…ち、ちと近過ぎではないかの…」と僅かに赤面しつつ視線を彷徨わせて
ふふ、失礼・・・三大欲求の、食欲睡眠欲が満たされていると、どうも最後の欲が湧いてしまって(ニコニコと爽やかな笑みを浮かべるも、なかなかゲスじみた発言をする
っ!(その最後の一つというのが何かを頭で理解をすれば表情を歪ませて相手を突き飛ばすようにして顔を離す。それから少しして「そ、その、すまぬ…」とただただ謝罪をして
うぅん・・・こういうのは苦手でしたか。こちらこそすいません。(不愉快にしてしまったことを謝れば「貴方のいう通り、いつも通りの私ではないようですね」と呟く
ち、違う、そうではないのじゃ…(苦手だったかと聞かれれば俯き、身体を震わせながらゆっくり首を横に振って決して嫌だった訳ではないという意志を見せて
私は何も不快には思っていませんから、大丈夫ですよよ。(落ち着かせるように笑いかけれれば、「何かトラウマ、というものがあるのですか?答えづらいのなら言わなくても構いませんよ」と問う
私は…っ!?(身体を震わせたままで、それでもゆっくりと何かを語り始めようとした瞬間、何かが砕けるような音が辺りに響き渡れば驚きに目を見開き「歪みがっ…」とそれだけ短く言えば勢いよく立ち上がり
(/超展開ですみませんっ…
もしついていけないとのことでしたらこの流れは無しにしますので
っ!?(何処かで聞いたような音に顔をしかめると、相手の言動から、話の続きをしている場合ではないと思い、片膝立ちになれば「一体どうしたのです・・・」と冷静に聞く
霊界に巨大な歪みが出来てしまったようじゃ…、だが、しかし、どうして…(相手を振り返り説明をする表情は弱々しく、今までに前例のない状況に焦燥しきってしまっていて
うむ…(ただ短く言って頷いてみせれば外の風景の中に空の一部にまるで巨大な亀裂のようなものが生じている箇所をみつけ、次の瞬間には狐の姿に化けて窓を通って外へ駆け出して
っ!何故ついて来るのじゃっ、あそこはお主が思っているよりもずっと危険で…(自分のすぐ後ろを追ってくる大柄な蛇をみればすぐにそれが誰なのか理解して、危険にさらすのを避けようと敢えてキツい言葉を投げかける。
ハッハァッ!ならば尚よし、私は私の身の程を知りたいのですよ!!(不死であるが故、怖れなく死地へ向かう蛮勇を携え蛇は吼えた。あの大蛇を越える物が、場所があるのかと胸踊らせながら。
お主はバカじゃ…、どこまでも救いようのない大バカじゃな…(まるで恐れや恐怖心を感じさせない相手の声に掠れた声で呆れたように言うが、もう引き止めようとする言葉は出て来なくて
ふふ・・・でも、震えてる女性を一人で行かせる程、女々しく、馬鹿な男にはなりたくないのでね(馬鹿と言われて、どこか納得してしまった自分に内心苦笑するが、今自分がここにいる最もたる行動原理を述べる。「これが歪み?」そしてその亀裂からやや離れた所で進行をやめる
…ありがとう(危険とわかっていても、それでも相手は自分のためと言って行動してくれる。そんな相手が居てくれること、そのことに感謝を述べて、「うむ…、今にも奴らはこちらへ進撃しようと機を窺っておる…」そう言って空に生まれた大きな裂け目の向こうからは巨大な入道や鵺、一目でも大妖怪とわかる妖怪から下級妖怪まで複数が目を光らせていて
何とも・・・まぁ(蛇から人へと変貌すれば、亀裂と対峙し両腕を大きく広げる、右手には穿焔を握り、左腕は刃の鱗を纏い「最悪の場合、この数を相手にしなければならないのですか・・・」と目を細める。それと同調するかのように、穿焔が放つ炎も小さくなる
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