( 今までの旅路を振り返るも此れ程恵まれたベットで寝る事は初。酷い時は地面と言うより岩の上で寝たり、最高でも木製のベットに持ち運んでいる寝袋を敷いて寝た程度。二度寝と言っても昼近くの時間には眠らない、寝るだけ。枕に埋れ幸せな気分を味わって居たも不意に鳴る腹の虫。"..腹減った"。空腹を誤魔化す様身体を捻っては今までの疲れの余りか動く気がせず苦笑を零して。